UXとは?どうして注目されているのか?
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Web制作の現場にいると「UX」という言葉をよく耳にします。
UXとは何なのか、どうして注目されているのかを、UXのイベントに参加したり、書籍を読んだりして学んだことからまとめてみたいと思います。
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは
直訳すると「ユーザー体験」です。よく「ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験」であると説明されています。
広義では言葉の意味そのままなのですが、Web制作においてUXをどのように考え、使っていくのかという狭義で考えると、UXとは「ユーザーを起点(もしくはユーザーを中心)に、サービスやサイトを考える」ことだと感じています。
どうして注目されているのか?
UXという概念が広まる以前は、オンラインサービス開発やWeb制作が「ユーザーを起点に」行われることがあまりありませんでした。
そのため、完成してもユーザーの生活やニーズに合わず使われないサービスやユーザーの問題を解決できないWebサイトなどを制作してしまう、ということもありました。
UXという概念が広まった現在では、「ユーザーを起点・中心に」サービスやサイトを考えるように変わってきました。
UXの考え方を利用することで、ユーザーの生活やニーズに合わず使われないサービスやユーザーの問題を解決できないWebサイトなどを制作してしまうリスクを減らすことができます。
ユーザーを起点・中心にするためにはユーザーを知ることが必要
UXについて書かれた書籍を読むと様々なツールや手法が紹介されています。
「ペルソナ」「カスタマージャーニーマップ」「ユーザーインタビュー」など。
それらはユーザーを理解し、チームで共有し、ユーザーを起点・中心とした制作ができるように手助けしてくれるものです。
「オンラインサービスで成功している企業は必ずユーザーを理解するために力を注いでいる」
とユーザーインタビューのワークショップに参加したときに講師であるエリカ・ホールが話していました。
Airbnbはサービスをユーザーに使ってもらうためにどうすればいいかを知るために、実際のユーザーの家に行ってユーザーを観察したそうです。
ユーザーを知ることがビジネスの成功へと繋がるということがそれらの様々なサービスやWebサイトで証明されています。
そのため今UXが注目され取り入れられているのだと思います。
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この記事を書いた人
山本美代子
フリーランスでWeb制作を行なっています。
美術系大学後、情報誌の会社のWeb制作部、Web制作会社を経てフリーランスに。
ビジネスに貢献できるサイト制作のために、UXデザインや結果のでやすいUIパターン、ユーザビリティについて学び、実践しています。
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