サービスごとに独自ドメインを持つべき?
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- これからホームページを発注する方向け
フリーランスWebデザイナーの山本です。
クライアント様の中には、複数のサイトを運用されていて、サービスごとにドメインを取得されていらっしゃる企業様も多いです。
ほとんどは、サイトごとに独自ドメインを取得されても問題ない場合が多いのですが、ときどき、ドメインを変えないほうがよかったのでは?と思うサイトも存在します。
サービスごとにドメインを変えないほうがよい場合
サービスごとにドメインを変えないほうがよい場合とはどういう場合かと言えば…
Webから集客したいと思ってサイトを立ち上げる企業がほとんどだと思いますが、特に中小企業様の場合は、Webサイトの運用にさけるリソースに限りがあることが多いです。
ドメインが違うと、検索エンジンからはドメインごと全く別のサイトとして扱われるので、検索結果に表示されるために、取得したドメインごとすべてのサイトを育てなければいけなくなります。
Bread.comというパンを扱っているサイトがあったとします。
その企業が、新しくジャムを扱うサイト「I Love Jam」を作ることになった場合を例としてみます。
「I Love Jam」をBread.com内のサブディレクトリBread.com/jam/で運用すれば、Bread.comのSEOの評価が「I Love Jam」にも影響します。
Bread.comを育てれば、「I Love Jam」の評価にも繋がります。
Bread.com、jam.comとドメインをわけて運用した場合、それぞれの検索順位をあげるためには、2つのサイトを育てる必要があります。
Bread.comの評価はjam.comに影響しません。
ちなみに今回の例は、パンとジャムで、テーマも近いので、同じドメインで運用したほうがよいと思うのですが、全く別のテーマを扱う場合は、別ドメインのほうがよいかもしれません。
同じドメインで一つのテーマを扱うサイトのほうが検索エンジンには評価されやすいと言われています。
支店のサイトのドメインを変えるか変えないか
複数店舗があり、支店ごとにドメインを変える場合も注意が必要です。
同じサービスを扱っているため、サイトに掲載するコンテンツがほぼ同じになってしまった、という問題に直面しているクライアント様がいらっしゃいます。
先ほども書きましたが、ドメインをわけてしまうと全く別のサイトという扱いになるため、同じコンテンツを掲載すると、検索エンジンからはコピーサイトと認識されてしまうかもしれません。
オリジナルのコンテンツが載っていないサイトは評価されづらく、ブログなど日々の運用で独自のコンテンツを増やしていければいいのですが、運用体制が整っていないとなかなかそれも難しいのが現実です。
新しいサイト=独自ドメインとつい思ってしまいがちですが、運用体制や掲載コンテンツなど含め慎重に検討されることをオススメします。
後からドメインを変更することもできるのですが、ドメインの変更後しばらくは大きくアクセスが減ることが多く、できるだけ立ち上げ時に最適な形でスタートがきれることが望ましいでしょう。
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この記事を書いた人
山本美代子
フリーランスでWeb制作を行なっています。
美術系大学後、情報誌の会社のWeb制作部、Web制作会社を経てフリーランスに。
ビジネスに貢献できるサイト制作のために、UXデザインや結果のでやすいUIパターン、ユーザビリティについて学び、実践しています。
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