オリジナルコンテンツ制作のための3つの工夫

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これからホームページを発注する方向け

お客様からいただいたサイト用の原稿が他サイトからの盗用だったのでなんだかショックを受けた今日です。盗用はやってはいけません。(すぐに気がついたため、いけないことだとお伝えし、書き直してもらうことになりました。)

ただ、普段文章を書く仕事をしていない方や文章を書くのが得意ではない方がサイトの文章を作らなければならないとなると、これはなかなかに辛い、、というのはすごく理解できます。

WebではSEOやマーケティング視点から「オリジナルコンテンツ」が求められます。
「オリジナル」と聞くとハードルが高く感じられますよね。

お客様へのヒアリングで時々あるのが、自社のサービスやビジネスが他の会社と特に大きな違いがなく、うちだけの特徴として書けることがないというもの。
いざオリジナルの文章と言われても他と差別化できるポイントもなく同じような文章になってしまう…と思われる場合もあるでしょう。

サイトのテーマや扱う商品やサービスによってはどうしても同じような情報を載せることになってしまうこともありますね。
金太郎飴のように他サイトと同じようなコンテンツばかり載せるわけにもいきません。差別化をはかるにはどうしたらよいのでしょうか?

今回はオリジナルコンテンツを制作するのために取り入れられそうなこと3つをご紹介いたします。

1、経験を織り込むことでオリジナリティをだす

「オリジナリティ」を簡単に感じさせる方法は存在します。それは「経験」です。メインの説明は「引用」だとしても、「経験」を織りこむことで簡単にオリジナリティを演出できるのです。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/10/03/13783

経験を織り込むとオリジナリティが出せるだけでなく、自社の信頼にも繋がります。
ただ単に知識を知っているだけではなく、実際に経験している会社に発注したいと思うでしょう。

自分の言葉で紹介する

例えばリンクをただ紹介するにしても、その情報の、どこが気に入って紹介しているのかっていう解説を一つ二つ付け加えるだけで全然違うわけで、そのたった一言ですらオリジナルなわけだし。
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-835.html

同じ情報を紹介するにしても、対する想いは人それぞれ。自分の言葉で紹介することで他にはないコンテンツを作ることができます。
自社の商品を紹介する場合でも、例えば販売担当者からのメッセージ、企画部のリーダーからのメッセージ、広報からのメッセージと各部門の方がそれぞれの立場で商品を語ってもよいかもしれませんね。

どこよりも丁寧に説明する

私の持っている本に「ちゃんと作れるイタリアン」という落合務さんのレシビ本があります。
その中のペペロンチーノの作り方のページは、全8行程を丁寧に写真付きで細かく説明してあります。

これが、これまで見たどのレシピ本よりも理解しやすく、私でも簡単においしいペペロンチーノを作ることができました。
ペペロンチーノを作ったことがある方であればご存知かと思いますが、簡単なようで奥深いこのレシピは少ない工程で説明しようと思えばいくらでもできそうなレシピです。

それを丁寧に8工程すべて写真入りで、注意するポイントも別枠で説明することで、他の本よりもずっと使いやすいレシピになっています。
もちろんオリジナルのポイントもあるのだと思いますが、どこよりも丁寧に説明するということで本当に役に立つレシピとなり、価値の高いコンテンツとなっています。

さいごに

コンテンツ制作はいざ始めてみるとこれがなかなか大変な作業です。
担当者さんは普段の作業に追加してコンテンツ制作に取り組まなければいけないかもしれません。
ただ、競合他社をリサーチしてみると、しっかりしたコンテンツを用意しているところは少ないということに気がつく業種も多いものです。
大変な作業だからこそ取り組むことで競合他社と差をつけることができるのがコンテンツ制作です。
やるかやらないかで大きく差が出てくる業種も多いと思いますので、ぜひ他と違うオリジナルコンテンツ制作に取り組んでみてください。

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この記事を書いた人

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山本美代子
フリーランスでWeb制作を行なっています。
美術系大学後、情報誌の会社のWeb制作部、Web制作会社を経てフリーランスに。
ビジネスに貢献できるサイト制作のために、UXデザインや結果のでやすいUIパターン、ユーザビリティについて学び、実践しています。
サイト制作についてのご相談などお気軽にお問い合わせください。